一般建築物石綿（アスベスト）含有建材調査者を取得しました
この度、厚生労働省・国土交通省・環境省告示第1号（平成30年10月23日）に基づく講習を修了し、一般建築物石綿含有建材調査の資格を取得しました。大気汚染防止法及び石綿障害予防規則で定められた、建築物の解体・改修などの前に実施する調査については、建築物石綿含有建材調査者資格を有する者が行わなければなりません。2023年10月1日以降は、同資格者による調査が義務付けられます。
今後もお客様へのサービス向上に活かせるよう、社員一同努めてまいります。
株式会社D-color
石綿とは
石綿とはアスベストとも呼ばれる、繊維が極めて細い天然の鉱物繊維です。石綿の6種類のうち、クリソタイルがほとんどの石綿製品に使われていました。石綿は熱や摩擦、酸、アルカリなどに強く、変質しにくい性質があります。断熱性、防音性、耐腐食性などに優れており、かつてはさまざまな工業製品に使用されていました。
●石綿（アスベスト）による健康被害と調査の必要性
石綿を使用した製品の生産、建物の解体などで石綿を切断、研磨すると、石綿の繊維が飛散します。石綿は丈夫で変化しにくい性質があるため、飛散した繊維を吸い込むと肺に沈着します。肺に石綿の繊維が滞留することが原因で、肺がん、悪性中皮腫、石綿肺などの重大な病気を引き起こします。石綿の健康被害は、数十年という長い潜伏期間を経て発症するのが大きな特徴です。石綿鉱山、石綿製品製造工場、建設業など、職業上の石綿ばく露で健康被害が発生しています。現在、石綿を使用する製品の製造、使用は禁止されています。しかし、石綿の使用のピークは70年代～90年代であるため、石綿を使用した建物は未だに存在しているのです。
一般建築物石綿含有建材調査者とは
建築物石綿含有建材調査者は、建築物における石綿の使用を事前調査するための資格です。弊社が取得しました「一般建築物」は住宅、店舗、工場などを含むすべての建築物について事前調査を実施することができます。
●建築物石綿含有建材調査者の役割
建築物石綿含有建材調査者の役割は、建物の解体や改修の際に、石綿を含む建材等の有無を調査することです。2020年7月に石綿障害予防規則等が改正され、建築物石綿含有建材調査者が調査にあたることが義務付けられました。2023年10月1日より義務化が開始されます。
