選手を支える色彩心理
2021.08.31
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現在開催されている東京2020●パラリンピック
体の不自由さえ感じさせない、迫力ある競技はどの国の選手もとても素敵です♡
感動と勇気をもらう毎日ですが、そんなスポーツの世界でも” 色彩心理 “が活用され、アスリートたちの能力向上に色が役立っていることをご存じでしょうか?
陸上競技で好記録をだす色
たとえば陸上競技のトラックは、長い間赤レンガ色をしていましたが、2000年代になって青のトラックを見かけるようになってきました。
青の効果で選手はリラックスして走れるといいます。
また青は視線がブレないで安定する効果も期待でき、好記録が出やすいといわれています。
赤は気分を上げて、攻撃的な感情にしやすい色です。交感神経を高めて戦闘態勢にします。
ところが陸上競技に関しては、気分を上げるよりも冷静にリラックスするほうが、好記録につながりやすいことを示唆しています。
投げやすいと評判の青色ミット
野球でも茶系統(皮色)のグローブだけでなく、青色のものがでてくるようになりました。
野球のミットの色と投げやすさの実験では、青色のミットがもっとも投げやすかったといいます。
青は認知機能を高める効果があり、コントロールに自信のないピッチャーは青色のミットでコントロールがつきやすくなるといわれています。
茶系統のグローブは、背景の色である土と重なることもあり、コントラストから青が投げやすいといえます。
青の精神安定効果
カルフォルニア大学の研究による、色と光に対する生体の反応テストでは、青は実験参加者の不安を取り除くことがわかりました。
精神安定剤の役割を果たすことを突き止めました。
トラックの青はアスリートの心も支えている、ということになりますね(=゚ω゚)ノ
参考資料:
著者 ポーポー・ポロダクション
発行 株式会社日本文芸社
「決定版 色彩心理図鑑」より
経理部 : 百目木ゆ
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