熱中症予防のための塩分量は?
2022.08.04
暮らしの情報
最近、家族から『おにぎりの塩味が足りない』と言われました。
いつもと変わらない方法で作っているのですが、この暑さで汗もかいて、食べる方は味が薄く感じるようです。
熱中症予防として、水分補給や塩分補給が必要と聞きますが、塩分が多くても他の病気を発症してしまうのではと心配です。
そこで、熱中症予防に適している塩分は一日にどの程度とれば良いのか調べてみました!
日頃から対策をとっていれば、まだまだ続く暑い夏を元気に乗り切れるかもしれません!!(*^_^*) ☞ ☞ ☞
●たくさん汗をかいたとき体内から失われているものは?
熱中症は、汗をたくさんかき、体内の水分が足りなくなることで発症します。
汗をかいたときには、水分と一緒にミネラルも失われてしまうため、熱中症の予防にはミネラルの補給も大切になってきます。ミネラルが一定量以上失われているにもかかわらず水だけしか飲まず、ミネラルを補給しない状態が続くと「低ナトリウム血症」を引き起こすことがあります。
低ナトリウム血症とは
低ナトリウム血症とは、血液中のナトリウム濃度が低下することで以下の症状を引き起こす状態です。大量発汗によるナトリウム不足が原因のひとつであり、失ったナトリウムを補給せずに水ばかり補給していると発症リスクが高まります。
不足したナトリウムは、塩分(食塩:塩化ナトリウム)で補給できます。熱中症予防のために塩分や塩気の多い食べものが推奨されるのは、この低ナトリウム血症を予防するためです。
●熱中症予防(低ナトリウム血症)の予防におすすめの食品は?
・スポーツドリンク
・塩分入りのタブレット
・塩分入りビスケット
・1Lの水に1~2gの塩を溶かした塩水
・塩飴
・塩昆布
・梅干し
・味噌汁
・そばやうどんなどの麺類(めんつゆ)
・漬物
多少の違いはありますが、塩飴1粒には約20㎎の塩分が含まれているといわれています。
成人した日本人に推奨される1日当たりの塩分摂取量は6.5~7.5g程度とされているので、食事から摂取する塩分量も考えると塩飴は1日に10個までにしたほうが良いでしょう。
「1回の休憩につき500mlの水を飲み、塩飴を1個ずつ食べる」という休憩を、1日の運動や食事の間に数回はさむイメージで水分・塩分を補給すると考えるとわかりやすいかもしれません。
なお、梅干しには1個あたりに2~3gの塩分が含まれているので、熱中症対策として梅干しを食べる場合は、1日2~3個までと考えましょう。
ただし、塩分の摂りすぎは生活習慣病のリスクを高めますので、1日の摂取量への配慮を忘れないようにし、すでに持病がある人は必ず医師に確認をとってください。
情報 ☞ 『Medi commi』
❁ 一般的におにぎり1個(約100g〜120g程度のおにぎり)に使用する塩は0.6g程度が適量(塗れた手の中指と薬指2本の指先につく程度が0.6g)だそうです。
その目安を考慮して、塩分過多にならないように気を付けたいです。
管理部 : 石塚
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