人も建物も長生きを。
2022.01.25
暮らしの情報現場の様子
こんにちは。D-color代表の百目木(どめき)です。
今日は先日調査をした現場についてお話ししたいと思います。
都内某所にあるビルのこと。4階と5階にある間壁が一部崩落してました。
このブロックが道に落ちたと思うと想像しただけでとても恐ろしい…
幸い怪我人は出ていませんが、もし下に人が居たら怪我では済まされず、最悪命を落としかねません。
お話しを伺ったところ、10数年改修工事は行っていないとの事。
他にもクラック(ひび割れ)があり、クラックからは錆汁が出ていました。
このような写真の場合は壁の中に雨水が入り鉄筋を錆させていることが多いですが、今回の崩落も内部で鉄筋が錆びて膨張し、雨水の浸食によりコンクリートが弱って起きた事が原因かと思われます。
外壁は何十年と改修工事をされていないと、壁の外側内側は確実に傷んでおり、塗装が弱くなるとモルタルも弱くなり浮いた状態に…
これは外壁がタイルであっても同じです。そして浮いたまま放置すると崩落に繋がります。
塗り替えの目安は10年
数ミリにも満たない塗膜が建物の保護となり、雨風そして紫外線から私たちの” 暮らし “を守っていることをご存じでしょうか?
塗装は基本的に10年以上経つと、色は付いていても塗料の効果はほぼゼロです。
※塗料の種類や周りの環境によって効果の持ちは異なります。
黒カビ・苔の発生は塗膜が劣化していると下地のモルタルが湿気を常に持った状態となり発生します。(サイディングも同様)
鉄骨階段も錆が酷くなれば腐っていき、床が抜けたり手すりが折れたり。
苔・カビならまだいいのですが、崩落して第3者に被害が及んだ場合は所有者に管理責任を問われる可能性があります。
雨漏りが起きてから調査依頼をいただくことが多いのですが経験上、雨漏りが分かった時点で柱などは危険な状態になっています(^_^;)
ご自宅含め数十年経っている建物は一度、改修工事(塗替え工事)を検討する事をおすすめします。
改修工事は予防医療と同じで、大病にならないうちに治しておく事がとても大事☝🏻‼︎
建物も生きもの(家族)と考えていただけたら分かりやすいかもしれませんね^ ^
家族の歴史や思い出があるように、そこに暮らす(通う)人と共に建物も時を刻んでいることを忘れないでください。
症状が出る前に定期的にメンテナンスを行い、建物も長生き出来るよう心がけましょう😊✨
D-colorでは外壁診断士・一級技能士資格保持者が無料で現場調査を行っています。
工事が必要な箇所・必要でない箇所をしっかり見極め、調査させていただきます🕵🏻♂️
社長
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