ロコモティブシンドロームって⁉︎
2021.03.31
暮らしの情報
ロコモティブシンドローム(ロコモ)
この言葉を皆さまはご存じでしょうか?
ちなみに私は初めて耳にしました。
骨、筋肉、関節、神経などの運動器に障害が生じたことにより、歩行するための移動機能が低下した状態のことだそうです。
症状が進行すると要介護状態になる恐れがあるとか・・・Σ(・□・;)
何にもないところでつまづいたり、自分では上がってると思ってる足もそんなに上がってなくて階段踏み外したりと、最近やたらコケる。
筋力が低下しているこの頃に自分でも驚いてます。前はそんなことなかったのに…
発生しやすい年齢
50歳以降、ケガや病気、加齢による衰えがきっかけとなり、ロコモティブシンドロームが始まりやすくなります。
ただし、若い頃に適切な体作りをしておかないと、もっと早い30~40歳代のタイミングから体の衰えを感じやすくなり、ロコモティブシンドロームは発生しやすくなります。
原因
下半身を中心とした大きな筋肉の筋力が低下すると、移動機能が低下し、動くことが辛くなります。
これが運動不足を引き起こし、さらに筋力が低下するという、負のスパイラルに陥ることは少なくありません。
また、加齢や日頃の運動不足によって、バランス能力や神経伝達反応の感度も低下します。
筋力とバランス能力の両方が低下することで、ロコモティブシンドロームになる可能性はより高くなります。
骨や関節、筋肉の病気
骨・関節・筋肉の病気によって移動機能が低下し、ロコモティブシンドロームに陥るケースもあります。
特に<骨粗鬆症>、<変形性関節症>、<変形性脊椎症>は3大原因病といわれるそうです。
症状の進行
ロコモティブシンドロームでは次のような段階を行き来しながら、身体状況が悪化する経過をたどることが多くあります。
1. 筋力が衰える
・筋力低下→疲れる→動きたくない
・動けない→不活動な習慣→筋力低下
・骨や関節の疾患→痛い
・安静→動きたくない
・動けない→不活動な習慣→筋力低下
このような負のスパイラルを繰り返して、体のいろいろな筋力が落ちたり、病気や事故で骨や関節に問題が生じたりします。
2. バランスが取りづらくなる、関節に痛みが出る
筋力が低下することなどで、バランスがとりづらくなったり、関節などに痛みが出たりします。
また、運動不足が進行すると、関節を動かせる範囲(可動域)が狭まります。
3. 歩きづらくなる、歩く機会が減る
痛みへの恐怖や、バランス能力低下による不安感、関節可動域が狭まることによる歩幅の縮小などにより、歩行等の移動がしづらくなり、歩くスピードも落ち、歩く機会も減ります。
外出を避けひきこもるようになり、生活や社会活動の範囲が狭まる傾向があります。
4. 1人では歩けなくなる、寝たきりになる
屋内での移動も徐々に困難になると、転倒や病気に見舞われる恐れが高くなります。
そのため立ち上がりや歩行が1人では困難な状態、さらにはベッド周辺でしか生活できない寝たきりの状態になってしまうことがあります。
✔️ セルフチェック
自分やご家族がロコモティブシンドロームかどうか、簡単にチェックしたい場合、下の項目に当てはまるかどうかをみてみましょう。
□ 片脚立ちで靴下がはけない
□ 家の中でつまずいたり、滑ったりする
□ 階段を上るのに手すりが必要
□ 掃除機を使ったり、布団を上げ下ろしするなど、やや重い家事をするのが難しい
□ 2kg(1リットルの牛乳パック2個)程度の買い物袋を歩いて持って帰るのが難しい
□ 15分間続けて歩くと激しく疲れてしまう
□ 横断歩道を青信号の時間で渡りきれない
1つでも当てはまったら、ロコモティブシンドロームの可能性が⁉
日常生活でできる予防の工夫
日常生活で、少しずつ体を動かす意識を持つことがロコモティブシンドロームの予防につながります。
下記のようにいつもの生活の中で、体を動かす場面の運動量を少しだけ増やして、毎日実践するよう心がけてはいかがでしょうか。
- ●歩幅を広くして、速歩きする。
- ●エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使う
- ●地域の体作りイベントに参加する
- ●テレビを見ながらトレーニングやストレッチをする
- ●いつもより少し遠くのお店まで歩いて買い物に行く
- ●近所の公園や運動施設を活用する
- ●なるべく外出の機会を作る
特に高齢の方は、体を動かす時間を少しずつ増やしていき、体調が悪いときは無理をしないことが原則です!
※厚生労働省「アクティブガイド2013」より
管理部 : 湯口
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