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4月6日は『 お城の日 』

4月6日は『 お城の日 』

2021.04.06

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当時の姿のまま残る現存天守12城と国宝5城

日本には各地にお城があり、観光として訪れる人も多いのではないでしょうか?
建てられた当時の姿のまま残っているお城もあれば、火災などで全焼して建て直したお城や一部建て直したお城などがあります。
今回は日本のお城についていろいろ調べて見ました。

日本の城の数

日本の城の数は正確にはわかっていないようです。
理由はお城の定義は曖昧なためです。
建物があるものだけをお城と呼んだり、建物がなく石垣だけが残っているところもお城と呼んだり「〇△城跡」という石碑だけでもお城と呼ぶことがあり、お城の定義は人によって様々です。
築城された当時のまま残っているだけでなく、再建も含めて建物としてのお城があるのは約100城建物はないですが石垣などが残り、整備されていて見学することができるのは200城もあるそうです。

天守には種類がある

天守と天守閣ともいいお城の象徴的な建物の事で高い場所にあり周りを見渡すことができ、倉庫や避難場所として利用されていたと考えられています。
お城といえば天守閣が必ずあるイメージですが、お城のすべてに天守閣があるのではなく、天守閣がある方が珍しいようです。

天守には「現存天守(げんぞんてんしゅ)」「復元天守(ふくげんてんしゅ)」「復興天守(ふっこうてんしゅ)」
「模擬天守(もぎてんしゅ)」があり、復興天守は更に「木造復元天守」と「外観復元天守」の二つに分けられています。

現存天守
江戸時代(1603年~1868年)以前に築城され現在も保存されている天守の事で12城あります。

木造復元天守
文献や写真、絵図などの資料を基に忠実に復元した天守の事で外観だけでなく内部の構造も再現し、木造で築城当時と同じ工法で作られています。
静岡県の掛川城 愛媛県の大洲城 などがあります。

外観復元天守
文献や写真、絵図などの資料を基に外観をほぼ忠実に復元した天守の事で鉄筋コンクリートなどを用い現代の工法で作られています。
熊本県の熊本城 愛知県の名古屋城 などがあります。

復興天守
過去の天守の資料が少ないため、規模やデザイン、位置など正確なことはわからないけれど戦後の経済復興を象徴するものとして、観光資源として天守が建てられています。
福岡県の小倉城 埼玉県の忍城 などがあります。

模擬天守
存在したことが確認できないか、特定されない状態で建てられたもので町おこしのためにシンボルとして建てられたものが多いようです。
千葉県の館山城 長崎県の平戸城 などがあります。

現存天守12城はどこ?

現存天守12城は以下の通りです。
・青森県 弘前城  ・長野県 松本城   ・福井県 丸岡城  ・愛媛県 犬山城
・滋賀県 彦根城  ・兵庫県 姫路城   ・島根県 松江城  ・岡山県 備中松山城
・香川県 丸亀城  ・愛媛県 伊予松山城 ・愛媛県 宇和島城 ・高知県 高知城

この中で最古の現存天守は丸岡城の天守だと言われてきました。
それは丸岡城が築城されたのは1576年であると文献に記されており、天守も築城時の1576年に作られたと考えられてきたからです。
しかし、最近の科学的な調査によって天守に使われている建材の伐採時期が1620年代後半だったことが判明したのです。

では、最古の天守はどこなのか?ということになりますが、現時点ではわかっていません。
文献などを見る限り有力候補は松本城ですが、調査を行ったわけではないので今後の調査次第という事になります。
そして、五重天守を持つ城で最古の現存天守は松本城の天守です。
また現存天守12城で五重天守を持つ城は松本城の他、姫路城だけです。

国宝5城とはどこ?

現存天守12城のうち国宝に指定されているのが松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城で国宝5城と呼ばれています。
「旅好きが選ぶ!日本の城ランキング」では国宝である姫路城が三年連続で1位に選ばれています。
姫路城は1333年(鎌倉時代)に姫山(現在の兵庫県姫路市の北側)に「姫山城」として砦が作られ、1346年(室町時代)にその場所に本格的な城を築城したのが始まりと言われています。

その後、安土桃山時代に羽柴秀吉(後に豊臣秀吉)によって天守閣が作られ、「姫路城」と改称されました。
「姫山(ひめやま)」という地名は、古くは「日女路(ひめじ)の丘」と呼ばれており、それが「姫路」の由来と言われています。
江戸時代(1603~1868年)になってから、徳川家康の娘婿である池田輝政が城主となり1609年に城の大改築を行い、1618年に城主となった本田忠政が三の丸や西の丸などを増築し、現在の姫路城の形が完成しました。

その後、明治5年(1873年)に「廃城令(はいじょうれい)」を出します。
廃城令とは、日本各地にある城を陸軍省の管轄とし、要塞として残す城と、軍基地などにするため、廃城するか決めるもので姫路城も廃城の危機に瀕しましたが、市民による保存運動のおかげで廃城を免れました。

第二次世界大戦中には2度の空襲を受けますが、奇跡的に焼失を免れ、現在に至ります。
姫路城は、シラサギが羽を広げたような白く美しい姿から別名「白鷺城(しらさぎじょう)」とも呼ばれています。

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本日4月6日はお城の日‼
「日本及び世界各国の城郭に関する研究、調査、啓蒙を通じて、民族、歴史、風土に関する知識の普及を図り、もって教育、文化の発展に寄与すること」を目的としている「公益財団法人日本城郭協会」が昭和49年に(1974年)に「4月(し)6日(ろ)」という語呂合わせで制定しました。

今から400年以上も前にあんなに立派な建物を建てるなんてすごいですよね。
4月といえばお花見シーズンも真っただ中なので観光も兼ねてお花見もできるお城に足を運びたい所ですね!

 

 

経理部 : 櫻庭


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