使い捨てカイロを使って効率的に体を温めよう!
2024.01.10
暮らしの情報
2024年1月20日から2月3日は、一年で最も寒い時期と言われている【大寒】です。
気候の状況や流行り病などで体の不調が現れる季節なので、一層体を労わってあげたいものです。
お出掛けする際に使い捨てカイロがあると体の芯を冷やさなくてすみますが、使い捨てカイロはポケットに忍ばせるより、体に貼って効率的に冷やさない方法があるようです!!
寒さ対策をして元気に過ごしましょう♪♪
●使い捨てカイロを使用する際の注意点
■1. カイロを直接肌に貼らない
カイロを直接肌に貼り付けると低温やけどを引き起こし、ヒリヒリとした痛みや赤みが出る場合があります。低温やけどが悪化すると、水ぶくれや皮膚の変色が起こり始め、最悪の場合は皮膚が壊死してしまうこともあります。カイロを使うときは、衣類の上から貼り付けるか、ハンカチなどに包んで患部に当てるようにしましょう。
■2. 就寝中に使用しない
使い捨てカイロの最高温度は、安全に使用できるよう60~70℃程度に設定されています。実際には、普通に使っている状態で最高温度に到達することはなく、使い捨てカイロを使用した実験における最高温度の実測は40℃台前半に留まっています。
ただ、布団の中など熱がこもる場所で使用すると、カイロの温度が上昇し、最高温度を超えてしまうことがあります。普通のやけどと低温やけど両方のリスクがありますので、就寝中に使い捨てカイロを使用するのはやめましょう。
■3. ほかの暖房器具と併用しない
使い捨てカイロの上から、ヒーターなどの温風を当てると、カイロの表面温度が急上昇し、やけどする可能性があります。実際、使い捨てカイロと電気温風ヒーターを併用した実験では、最高温度の66℃を超え、76℃まで上昇したという結果が報告されています。
使い捨てカイロを使用する際は、暖房器具を使用しないか、直接温風が当たる場所を避けるようにしましょう。
●使い捨てカイロを貼るのに効果的な場所
■1. 首の後ろ
首には頸動脈と呼ばれる太い血管が走っているため、首元にカイロを貼ることで体中が温まりやすくなります。
また、首の後ろには「大椎(だいつい)」と呼ばれる風邪・悪寒などに効果的なツボがありますので、冬の風邪対策を万全にしたい場合は、大椎に合わせるようにカイロを貼るのがおすすめです。大椎は首を前に倒した際、首の後ろに突き出る骨のすぐ下にあります。
■2. お腹
全身の冷えが気になるときは、お腹にカイロを貼るのが有効です。おへそから指1本半ほど下のところにある「気海(きかい)」というツボにカイロを貼ると、寒さでだるくなった体にほどよい刺激を与えることができます。
大きめのカイロを貼れば、おへその位置にある「神闕(しんけつ)」というツボや、おへそから5cmほど下にある「丹田(たんでん)」というツボも温めることができ、お腹の奥の冷え予防に役立ちます。
■3. 背中
肩から背中にかけての筋肉である僧帽筋が冷えると、体がこわばり、血流が悪くなってしまいます。左右の肩胛骨の間には「風門(ふうもん)」と呼ばれるツボがあり、僧帽筋のコリやこわばりをほぐす効果が期待できます。使い捨てカイロは背骨に沿うように、左右に2枚貼り付けるか、大きめのカイロを使用するのがおすすめです。
■4. 腰
冷えによる腰痛が気になる方は、へそのちょうど真裏にある「命門(めいもん)」というツボに合わせてカイロを貼りましょう。命門は足腰のだるさを緩和するほか、お腹の不調を和らげる効果も期待できます。
また、命門を中心として指二本分ほど外側にある「腎兪(じんゆ)」は、冷え予防に効果的なツボとして有名です。左右の腎兪と命門すべてをカバーできるよう、カイロは横向きに貼るとよいでしょう。
■5. 足首
足のくるぶし付近には、首と同じく、太い血管が走っています。また、内くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみには、足腰の冷えや痛みを和らげる「太谿(たいけい)」というツボがあります。カイロを使用するときは、アキレス腱を経由して、外くるぶしと内くるぶしをつなぐように貼ると効果的です。
情報・出典 ☞ 『tenki.jp』
管理部 : 石塚
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