こまめな水分補給で熱中症・ウィルス予防
2020.07.13
暮らしの情報
これからの暑い季節は熱中症が心配ですね。
また昨今はコロナウィルス感染予防としてマスク着用が余儀なくされています。
「こまめに水分をとる」という事は熱中症対策の基本となりますが、実はウィルス対策にもつながることをご存じでしょうか。
本日は熱中症・ウィルス対策にとても大事な水分のとり方をご紹介していきます。
適切な水分のとり方
成人の1日に摂取したい水分量は1.2リットル以上といわれています。
ただし、水は一度にたくさん飲んでも上手く吸収されません。
効率のよい水分補給のコツは、こまめに飲むことです。
例えば、寝起きや就寝前、食事中、入浴の前後などのタイミングで、水や麦茶などカフェインの含まれていないものを飲みましょう。
のどの渇きを感じてからではなく、定期的に水分をとることが大切です。
とくにスポーツなどをしてたくさん汗をかいた場合は、水分だけでなく塩分などのミネラルも補給しましょう!
※日常生活でもミネラルは必要です
水分補給がウィルス対策によい理由
人は口と鼻から呼吸をすることによって、空気とともにウィルスなどの異物を吸い込んでいます。
手洗いでどれだけウィルス対策をしても、空気中に微細なウィルスが浮遊している限り、24時間ウィルスの脅威にさらされているのです。
ですが、水分補給を心がけることで、人間が持つ「防御機能」が働き、ウィルスを排出するのに役立ちます。
ウィルスを排除するメカニズム
人間の自己防御機能には、気管支内にある「線毛」という細胞表面に生えた細い毛のようなものが大きく関係しています。
ウイルスなどの異物が気管支内に侵入すると、粘膜で覆われた線毛が異物をキャッチし、外へ外へと押し出すように動きます。そして「痰」という形で喉の方へ排出されるのです。
気管支の粘膜の乾燥を防いで自己防御機能を働かせるには、こまめな水分補給が欠かせません。
体内の水分量を保つことで線毛を覆う粘液を潤し粘膜を保護する事で、ウイルスなどの異物をスムーズに体外(喉)へ排出できるようになります。
いかがでしたか?
ご参考までにこれから迎えます夏にお役立ていただけましたら幸いです。