寒暖差に負けない体づくりを
2021.10.25
暮らしの情報
季節の変わり目により、日々の気温差が大きくなってきています。
そのために体調がすぐれない方もいらっしゃることでしょう。
寒暖差から自律神経が乱れ、不調になることを『寒暖差疲労』というそうです。
そうなる前に、また、不調を感じられている方に、『寒暖差疲労』の予防法・対処法をご紹介致します!!!
寒暖差疲労とは?
寒暖差疲労とは、大きな気温の変化に体がついていかない状態です。
体の機能を守るために、体温を一定にコントロールする「ホメオスタシス(恒常性)」の仕組みが備わっています。
体温の維持に重要な役割を担うのが、自律神経です。
外気温が高いときは、体温を下げるために汗をかいて熱を発散し、気温が低いときは、毛穴を閉じて体温を逃さないようにします。
多少の温度の変化であればホメオスタシスが機能するため問題はありません。
しかし、寒暖の差が大きくなると、体温を一定に保つため、自律神経の働きが必要以上に活発になり、過剰にエネルギーを消費することで体に疲労が蓄積してしまうのです。
昼と夜との寒暖差が大きくなりがちな季節の変わり目や、暖かい室内から気温の低い室外へ移動する場合などは寒暖差疲労がたまりやすいので注意が必要です。
寒暖差疲労を溜めないためには?
1.温度差をなくす
まず、体に寒暖差を感じさせないことが大切です。室温がコロコロ変わると寒暖差疲労をため込む原因になるので、エアコンで一定の快適な温度に保ちましょう。
ただし、外気温との差が大きくなると外に出たときに体への負担が大きくなるので、室外との温度差は7℃以下が望ましいでしょう。
外出する際は着るものなどで、うまく体温調整をしてみましょう。
2.バランスのとれた食事を心がける
バランスの良い食事をとって、寒暖差疲労に負けない体づくりをしましょう。
エネルギー源になるたんぱく質や、疲労回復効果のあるビタミンB群は積極的に摂取したいですね。
3.良質な睡眠をとる
自律神経には、心身を活動モードにする「交感神経」とリラックスモードにする「副交感神経」の2つがあり、互いにバランスをとりながら健康状態を維持しています。
良質な睡眠をとることは、副交感神経を優位にし、心身を疲労から回復させるのに有効です。
4.適度な運動をする
寒暖差疲労は、体力のない女性や高齢者に多くみられる傾向があります。適度な運動を習慣化して、疲れにくい体を目指しましょう。
5.お風呂にゆっくり浸かる
入浴すると全身の血行が良くなり、体に蓄積された疲労物質を取り除く効果が期待できます。
自律神経のバランスを整えるためにも、シャワーで済ませるのではなく、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。
情報HP ☞ 『OMRON』
気温の変化は体にとってストレスにほかならないとのこと。
自律神経のバランスが崩れて疲労がたまり、さまざまな体調不良を引き起こす前に、日頃から対策をしておくことは大事ですね!
管理部 : 石塚
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