墨田区の路地尊
2021.07.01
墨田info
墨田区には災害対策の一環として雨水を利用した施設、路地尊(ろじそん)があります。
路地尊という名称は、「地域のコミュニティの場であり、災害時には避難路になり、通常は地域の広場になる路地を尊ぼう」という趣旨から名付けられました。
施設近傍の家屋の屋根に降った雨水を集め、地下の貯留槽に溜めておき、手押しポンプで汲み出す仕組みになっています。
路地尊の水は、消毒されておらず飲用にはできませんが、生活用水に利用されており、実際に近くでボヤが発生した際に住民たちによる路地尊からのバケツリレーで消火した例もあるそうです。
路地尊は、1980年代から1990年代にかけて、墨田区内の各所に、行政と住民組織が協力して実施する事業として整備が進められました。
当初から雨水利用施設として構想されたわけではなく、1987年に完成した1号基は、江戸時代の天水桶を模した屋根付掲示板を備えた防災用具等の収納施設として設置されましたが、2号基から貯留槽とポンプが整備され、以降はこの形態を意味するようになっているそうです。
情報提供 墨田区HP
現在は21号基ほど各所に点在しており、下町らしい風情があります。 ☞ 路地尊所在地
管理部 : 石塚
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