『辰』の正体とは？！
2023.12.27
暮らしの情報
一年があっという間に過ぎてしまうので、今年は何干支だったかな？と一瞬わからなくなってしまうこともありますが、2024年の干支（十二支）は『甲辰（きのえたつ）』年です。
本来、『干支』と『十二支』は内容が違うそうで、『干支』とは、「十干と十二支を組み合わせたもの」という意味の言葉だそうです。
※「十干」とは「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種
※「十二支」は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・犬・亥」の12種類
そこで、2024年『辰』の基礎知識を調べてみました！2024年に良いとされていることもあるようです！！！
●十二支のはじまり
十二支はもともと動物ではなく、植物が芽吹き、成長していく過程を表すものだった。古代中国で生まれた十二支は「甲乙丙丁」と続く十干と組み合わせて、年だけでなく月や日、さらに細かく時刻、そして方位にも当てはめられ、これが太陰暦（旧暦）の暦の成立になっている。十干十二支はその年の作物の出来をはじめとする吉凶の占いに用いられ、当初は支配階級だけが使用していたが、やがて暦として庶民にも普及させる必要が出てきた際に、庶民にもなじみやすいように、それぞれの過程を指す字と音の似た動物があてはめて、動物の十二支が使われるようになった。
●『辰』は動物？
辰は「ふるう、ととのう」という意味があり、もともとの植物の成長過程では植物の形が整った状態を表している。辰すなわち龍は中国で古くから偉大な生き物、神の化身、様々な霊力を持つ東西南北を守る神のひとつでもあり、北の玄武、南の朱雀、西の白虎とともに、日が昇る東の方角を守るのが青龍だ。では一体龍とはどんな姿をしていると考えられていたのか。中国では「頭はラクダ、角はシカ、目は鬼、耳は牛、首筋はヘビ、腹はみずち、うろこは魚、爪は鷹、掌はトラ」に似ているとされていた。
なんだかわかったようなわからないような例えだが、試しにこの九つの動物を組み合わせて描いてみると、なるほど、なんとなく龍らしき絵が出来上がる。
●2024年『甲辰』に始めると良いこと
甲とは「甲乙丙丁～癸」の始まりであり、物事の始まりととらえることができる。そして辰は発芽した植物がしっかりとした形になる、勢いと大きな力、成功ととらえることができる。この二つが合わさる甲辰は、新しいことを始めて成功する、いままで準備してきたことが形になるといった、縁起のよい年になると考えられる。
情報 ☞ 『DiscoverJapan』
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