夏が一番怖いスズメバチ
2020.09.09
暮らしの情報
夏はスズメバチの活動期間です。
「7月~10月」は子育てのために気が荒くなっています。
「夏」の駆除が最も大変で、けがをしやすい作業です。
スズメバチの巣がおおきく成長しているときでもあるので、絶対に浅い知識で駆除をしてはいけません。
スズメバチに刺されないための対策方法
素肌を出さない
防護服を着こんでもスズメバチの針が皮膚まで届くことがあります。近年は駆除するときに使える防護服をインターネットで簡単に購入できますが『着れば絶対に安全』というのは間違えです。
白い服に身を包む
スズメバチの駆除で着る防護服は真っ白です。
これには理由があります。蜂は黒色を攻撃しやすいという性質があるからです。一説によれば黒色は蜂にとって敵であることが多いからだといわれています。蜂は熊が苦手なのでそういうことかもしれないですね。
香水、整髪料、化粧品を控える
甘い香りはスズメバチを刺激します。これらにはスズメバチの警戒フェロモンと同じ物質が含まれていることがあるからです。
静かに動く
スズメバチが近くを飛んでるときはすぐに走り出すのは危険です。ただ近くを飛んでいるのならエサを集めているだけです。おかしなことをしない限り攻撃してこないでしょう。じっとしていれはどこかへ飛んで行ってしまいます。
ただし、威嚇行動が見られたら、来た道をゆっくりとした動きでなるべく早く引き返してください。
スズメバチの活動時期はこの『威嚇行動』に要注意です。
①顎をかんでカチカチと音を鳴らす。
②敵の周りを飛び回る
③敵のそばの空中で止まる
スズメバチの威嚇行動は、ただ飛んでるだけとは違うので遭遇すれば直感的にわかると思います。ただ、①の段階で気が付ける素人の方はあまりいません。
スズメバチも無駄に攻撃したくないので「カチカチ」と警告してくるのですがその音は人間にはあまりにも小さすぎるためです。
逆に言えば、スズメバチに威嚇行動がみられるということは『近くに巣がある』というサインだとプロは考えます。サインを的確に読み取ることで安全で確実な駆除を実現できるのです。