【塗装の歴史】人はずっと“塗って”生きてきた。
2025.06.17
暮らしの情報
私たちが日々行っている「塗る」という仕事。
実はこの“塗装”の歴史、人類の暮らしとともに1万年以上も続いているんです!
洞窟壁画から始まり、住まいや道具を守るための知恵として進化し、今では暮らしを彩るデザインの一部にまで発展しています🎨
今回はそんな「塗装の歴史」にちょっとロマンを込めて、わかりやすくご紹介しています✨
紀元前9000年、洞窟からはじまった“塗装”
スペインやフランスの洞窟で発見された壁画。
なんと紀元前9000年ごろのものだとか。
人は動物の血、土、炭、植物の汁などを混ぜて絵の具を作り、壁に塗って思いを残していました。
これが、“塗装”の起源とも言われています。
▲約17,000~22,000年前の旧石器時代絵画
フランス・ラスコー洞窟の壁画(牛・馬・シカ)
日本の塗装は「漆」から始まった
日本の塗装の歴史も古く、「漆(うるし)」を使って器や仏具、建物の木部に塗装が行われていました。
・木を保護する
・水をはじく
・美しく見せる
この三拍子そろった「漆」は、日本の伝統塗装の始まりであり、現代にも続く技術です。
西洋では“石灰”や“鉛白”が主流だった時代も
中世ヨーロッパでは、石の建物に石灰を塗って防水・防菌していました。
一方、上流階級の家には「鉛白(鉛を原料にした白色塗料)」が使われ、白く塗ること=ステータスでもありました。
ただ、鉛白は有毒…。その後は安全な顔料が主流になっていきます。
近代の塗装=化学と技術の融合
19世紀後半になると、工業化に伴って「合成塗料」が登場。
・アクリル樹脂
・ウレタン
・シリコン塗料
このあたりが出てくると、今の塗装技術にだいぶ近づいてきます。
雨や紫外線に強く、色も長持ち。今では「ただの色塗り」ではなく、建物を守る科学的な防御技術とも言える存在に。
そして今、「塗装」は暮らしをデザインする仕事に
・遮熱塗料で室内温度が変わる
・デザイン塗装で店舗が映える
・おうちの「外観=第一印象」を塗り替える
塗装は “ 暮らしの価値 ” を変えるチカラ を持っています。
塗ることは、生きること。
人は昔から、壁に色を塗り、想いを込め、暮らしを守ってきました。それが現代では、防水、防錆、遮熱、デザイン…と、どんどん進化。けれど根っこは変わらない。「塗ることで、誰かの未来を守る」という想いが、今もちゃんと残っています。
D-color
東京,千葉,埼玉,神奈川,墨田区,押上,スカイツリー,外壁塗装,屋根塗装,戸建塗替え,内装,リフォーム工事,デザイン,暮らし,暮らしを楽しむ,色を楽しむ,SDGs,環境への取組み,遮熱塗料,夏の暑さ対策,塗装工事,省エネ対策,光熱費削減,快適な住まいづくり